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Kerun's History
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新たな可能性に向かって、さらなる歩みを進めていきます。
これからも、ケルン製品をよろしくお願い申し上げます。

株式会社ケルン 代表取締役 堀池 聡

医療界に一石を投じ、爆発的な大ヒットに。

1961年、国民皆保険体制が整えられた時代、
個人の重要なデーターが網羅され、
多くの関係者が内容を共有しなくてはならないにもかかわらず、
カルテは患者の各種情報を記入した用紙を、ひもでつづるだけの簡素なものでした。
ファイリングという管理方法が普及している欧米にならい、
すぐにケルンの創始者が現地の病院でカルテのファイリング方法をリサーチし、
日本での商品化をはじめます。
患者さんひとりの記録を見開き単位でファイルし、開けば記載事項が一目瞭然。
まったく新しい発想から生まれた便利なシステムは医療業界から大絶賛され、
爆発的な売れ行きの記録を叩き出して大ヒット商品になりました。
これこそが、「カードインデックス」の原型なのです。
[カーデックス発売]
<医療界の背景>
大人数のスタッフにより繰り返し閲覧される診療録は、
汚れ、破損、紛失などの問題点を抱え、改善の余地が多々ありました。
この、ある意味、乱暴ともいえるカルテ管理が原因で生じる医療ミスが、
当時は少なくなかったのです。

[カルテブック発売]
<医療界の背景>
当時、日本の病院では、
入院カルテの取り扱いが原因による医療ミスがあいつぐという状況。
不安視する患者さんが急増し、カルテの厳重管理を望む声が多くあがっていました。
海外スタイルを導入し、カルテ管理の大革命へ。

日本では取り扱いが軽視されがちだったカルテ。
その重要な個人データを徹底保護するために開発されたのが、カルテブックです。
ケルンの創始者がアメリカ視察の際、
現地病院で細心の注意を払ってカルテを管理する医療関係者の真剣な姿勢に着目し、その実用的な管理方法をベースに、日本での製品化がスタートしました。
そして、
海外のノウハウを最大限に生かしつつ独自の工夫を加え、
カルテブックと命名。

カルテは患者さんそのものであり、患者さんとその家族を安心させる意味でも、
患者さんと病院の信頼関係を築く意味でも、
この商品には大きな価値があるという判断から販売を開始。
患者さんの情報を厳守するのはもちろん、
カルテ自体の汚れや傷みを最小限にする役割も担ったのです。
素材には、かたくなにこだわり、
使う方々が寒暖の差によって不快な思いをしないように、
いつも心地よい手触りを感じられるように厳選。
そして、
デザインや機能性の改良を重ね、現在の医療現場に欠かせない
スタンダード・アイテムとして多大な支持を得ています。

カルテの分類・収納に大衝撃を与えた新発想。

以前、外来患者のカルテを保管する際に主流だったのが、氏名を50音順に並べる方法。
しかし、人数の多い苗字、人数が少ない苗字が占めるスペースにバラツキがあり、
閲覧するにも収納するにもかなり不便でした。
そこで、管理方法を見直し、効率化の実現に向けてケルンが提唱したのが、
患者IDの下2ケタ管理法です。
この手法に基づいて分類されたカルテを収納するための専用ツールが、
ハンドレッドラック。

ハンドレッドラックの登場によって、
肥大化する一方だったカルテの整理や廃棄が飛躍的に進められるようになりました。
さらには、毎月、定期的に訪れる請求時の事務手続きの際にも
すぐれた効果を発揮するという想定外の付加価値まで生まれたのです。
時代が変化し、電子カルテへの移行が加速的に進んでいる昨今も依然として
利用している病院は多く、利便性の高さが評価されています。

[ターミナルデジット管理・ハンドレッドラック発売]
<医療界の背景>
カルテを50音順に管理していた頃に、
同姓同名の患者さんや氏名が似ている患者さんのカルテを、
取り間違えることが多かったのは事実です。
結果、大・小の医療ミスにつながるというケースが頻繁にありました。

[アルファテーブル・POSテーブル発売]
<医療界の背景>
カーデックスの運用が拡がり、
最大50人の患者さんの看護計画を1冊にまとめることが可能となり、
申し送りなどチームナーシング間のコミュニケーションを確実に円滑に行う上で、
看護スタッフが一同に集まれるアルファテーブルは、ケルンの代名詞になりました。
大型の円形テーブルで、ナース拠点に一大革命を。

時代は、ナースステーションが看護婦詰所といわれていた頃。
室内にはオフィス用の事務机を整然と長方形に並べていました。
スタッフ間の申し送りの際、全員が窮屈そうな姿勢でカルテを確認する様子を見て、ナース目線で考案したのが、ナーステーブルです。
当時、どの病院の看護婦詰所にも、なぜか丸いテーブルが見当たりませんでした。
ケルンは、自分たちで設計して最高のものをつくり、従来のイメージを払拭する、
円形テーブルが完成したのです。
いまでは、ほとんどのナースステーションで目にする、ナーステーブル。
この製品を誕生させたのも、医療用ツールのネーミングにナースという単語を
冠したのも、じつはケルンが日本で初めてなのです。

大量収納できる回転式カートで、
膨大なカルテを一括管理。


カルテを効率的に管理するツールとして、
カーデックスやカルテブックがあいついで生まれました。
すると今度は、カーデックスやカルテブックの数が急激に増えつづけ、
収納や保管という問題が新たに出てきます。
カートやワゴンなど、欧米では当然のように使われているツール類も、
日本の医療現場ではまだカゲもカタチもありませんでした。
そこで、ケルンはただちにアルファカートの作製に取りかかったのです。

1台でカルテブックをまとめて収納することが可能で、
デスクの上に置いておけば、クルクルと回転するので、
どの位置に置いても簡単にカルテブックを手に取ることができる。
各種の検査用紙や請求用の伝票を置ける2段式のタイプをはじめ、
軽量タイプなどのバリエーションも徐々に広がっていきました。
そのヒントになったのは、ナースステーションに繰り返し足を運び、
直接、聞き集めた現場の声だったのはいうまでもありません。
[アルファカート発売]
<医療界の背景>
欧米での常識的なものが、日本では知られていない。
ニーズがあるのに、対応できるものがない。
そんな状況が、医療の世界では当たり前のようになっていました。
そのために現場では、
超過勤務、過労、事故、ミスがつづき、関係者を悩ませていたのです。

[ハリポイ発売]
<医療界の背景>
注射後や採血後の注射針をはじめとする、医療系の産業廃棄物不法投棄が頻発。
大きな社会問題のひとつとして各メディアでクローズアップされていました。
注射針の廃棄に、安全・簡単な画期的ツール誕生。

使用済みの注射針を安全かつ簡単に処理するための専用ツールがあれば、
病気感染や医療事故を予防できるだけでなく、
医療系産業廃棄物の不法投棄の低減にもつながるという発想から生まれた
画期的な製品が、ハリポイです。

注射針の不注意な取り扱いによる感染症を防止するために
大きく貢献するのはもちろん、
仕事に追われるナースが自分の手指に誤って針を刺してしまうという事故も激減。
ハリポイは発売以降、そのシンプルなメカニズムが現場に受け入れられ、
着実に使用率が高まり、医療機関での導入が急速に広がっていきました。
そして、
時代のニーズや現場の意見をより早く反映させ、
随時、改良を繰り返しつつ、ケルンのロングセラー商品として定着。

現在、注射針の使用後はすぐに廃棄処分して安全性をさらに向上する目的で、
ハリポイ導入の働きかけが積極的に進められています。

医療界のムダを一掃するために、
新しい方法論・定数管理を確立。


約30年前、日本の病院での在庫管理は無頓着といっていいほどで、
物品不足への不安から大量注文し、あふれかえる品々。
そこで、
欧米で使われている効率的な医療用ラックをつくってほしい、とオファーがきました。
まず着手したのは、病院が1日に使う各種の物品の数と在庫の現状把握。
約2ヵ月かけてリサーチを行い、
これをもとに定数化というまったく新しい方法論を導き出したのです。
製品完成までに2年間かけ、テイスウカートが誕生しました。
物品の定数をカートごと交換するカート交換方式や、
トレーごと交換するトレー交換方式を定着させました。
この頃から多用されるようになった「定数」というワードも、
テイスウカートが発端といってもいいでしょう。
在庫の削減によってコストダウンを実現し、作業効率を迅速化し、
物品管理を根底から刷新した、ケルンの代表作のひとつ。

じつは、この存在がのちに、収納物が見やすい透明トレーの誕生につながり、
システムファニチャーの開発へと発展していくのです。
[テイスウカート発売]
<医療界の背景>
余剰在庫から滅菌期限切れの医薬材料が出ると、ゴミとして廃棄する。
そんな不法投棄が日常化。
やがて、捨てた材料を拾い集める人が出はじめ、
いつ大きな事故が起きてもおかしくない状況になっていました。

[ハイパネットシステムファニチャー発売]
<医療界の背景>
使いたいものが、使いたいときに、あればいい。在庫は必要ない。という考え方
[SPD(Supply Processing Distribution)]が常識だった欧米に対して、
日本では物品管理に不備が多く、薬品や医療材料の過不足から時間のロスなどが生じ、
本来の病院業務に少なからず支障が出ていました。
高さも幅も空間の限界まで使う、
物品管理の新境地を開拓。


カルテの管理ツールにはじまり、
そこからひらめいたアイデアをつぎつぎに製品化し、発表し続けてきましたが、
カルテ管理のツールは充実しつつあるものの、それに対して多種多様な医療用物品を効率よく管理するための便利なツールが存在しない。
そしてまた試行錯誤を繰り返し、あらゆる難問を乗り越えた末に生まれたのが、
システムファニチャーです。

まず、横幅については部屋の端から端まですきまをあけず、
高さについても同様に、天井ぎりぎりまで使う。
働く方々の気持ちになって機能性を最優先させるのはもちろん、
細部まで決して妥協しない。

さらには、あらゆる空間のサイズにも対応できる、自由度を追求しました。
現在、システムファニチャーのカテゴリーには、
ハイパネットとメディカルモジュールという2つの大きな柱があります。
いずれも物品管理のシステムファニチャーという領域をはるかに超え、
医療現場を支える絶対的な存在として、人と健康を結ぶ役割を果たしています。


はじまりは、カルテ管理システムでした。
その、ひとつのビジネスを起点に、
チャンスが連鎖的に実を結んでいったのです。
つぎは、どんなアイデアが芽吹き、
医療の発展につながるアイテムとして開花するのか。
時代をリードするハイスペックの中にも、人思いのぬくもりを。
すこやかな笑顔をもっと広げるために、
ケルンの歩みは、まだまだ、つづきます。

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